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なかなか休みが取れない7月の中旬。K2C2の二人と休みが重なった。 これはチャンスということもあり、近くにあるキャッスルマウンテンのアルパインルートに臨んだ。(上の写真右にある尖塔) グレード的には全然余裕で落せるだろうといきこんでいたが、そうは行かないロッキーのアルパイン... 結果はさておき楽しい一日になりました。 |
この時期カナディアンロッキーは夜10時半過ぎまで明るい。12j時間あれば大丈夫でしょうという読みと、以前3時間でキャッスル山の山頂まで行って帰って来たという記録を持つ二人の話を踏まえ出発は遅めの9時。 トレイルヘッドには国立公園の管理をしている人達がトレイルの修復をするために集まってきていた。 「遅い出発じゃないの?」 と突っ込まれたのは言うまでも無い。 |
取り付きまでの道のりは思ったよりもかなり長かった。 山頂を目指すハイキングコースを一時間半ほど。その後小さな小川を越えた後に急峻な山道を登っていく。アイゼンハワーグリーンを上から見下ろす所で一時休憩。ここまでで二時間半ぐらい。思ったよりも時間が掛かった。ここからは岩盤が目立ち始めスクランブルの部分も増え始める。途中にあるエッジのトラバースとガリーはなかなかしびれる。 |
スクランブル帯を超えるとゴートプレトー(Goat Plateau)にでる。(ここを歩いてキャッスルマウンテンの中心へいくとハットがありそこからは又多くのルートが伸び夏は多くのクライマーで賑わう。) ここからドラゴンズバックを超えてやっとヘッドウォール。知り合いの話ではこのドラゴンズバックが一番の核心とか。最初の部分は問題なく越えれたがその後のノッチ部分の登りはルートを間違えたのかどう考えても5.4じゃない気がした。 |
とうとうヘッドウォール。帰りはここから真直ぐゴートプレトーを降りて行けるので要らない物はここにデポできる。(他のハイキング用の道具とかはゴートプレトーに出た時点でまとめて置いといたのでここに置いたのは靴ぐらいかな) ここまで5時間!つまり午後2時。途中そんなにロスした所も無くこの時間。取り付までがやたらと長〜い。 |
本番はここからほぼ垂直の壁が迫ってきていてトップまでは見えない。でも取り付きは一目瞭然「さあここから登りましょう♪」と書いてあるぐらいで迷うことは無い。よくみると最初の終了点も見える。 ここからとりあえず3ピッチ程真上に。その後真横にトラバースしてスノーパッチに出る。(僕らはここで少し登りすぎて脆い所を抜けてしまう。)高度感があるためかなり緊張はするがルートを間違えたいなけれが岩はじゅうぶん安定していて登りやすい。 |
この後はルートは二手に分かれてグレードを選べる。僕らはスノーパッチから直答コースを選び、ガリーの間を登る。ここから稜線まで確保を取りなが2回に区切って登るのもあり。稜線手前にビレイステーションあり。 |
ここまできた時点で5時半を回ってしまっていた。下降と帰りの道を考えるともう帰らなくてはいけない時間になってしまった訳だ。ここからはスクランブルのセクションと、クライミングセクションが1〜2ピッチ。もう少しだけどそれでも2時間はかかるだろう。実際今年判断ミスから夜中に登ることになった苦い経験を持つ僕はここまでと決め降りることを提案した。 でもここからの景色は本当に素晴らしい、ずっと狭い岩の間にいた後に開けた谷間の景色が見えてくるというのはまさに感動。来て良かったと思う瞬間でもあるよね。 |
この後はラッペルに苦労しながらも駐車場に無事到着。時計を見たらほぼ11時。やはりあのときの判断は間違っていなかった。 今回は敗退。でもリベンジを果たしに又来ますのでアイゼンハワーpart2を待って下さい。 |
おわり |
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