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アイス.ミックスクライミング


日本ではまだまだマイナーなスポーツになるこの２つ。特にミックスになると北海道に数本のルートがあるだけだ。しかし本場カナディアンロッキーには魅力的なルートがいっぱいある。まだまだへたれな管理人が知ったかぶりでご案内。

注意
  • アイスクライミングをする場所は雪崩に危険性が高い場所になります。登りに行く前には雪崩の情報も必ず確認しましょう。雪崩情報
  • アイスクライミングには氷塊が落ちてくるというのはつき物です。落とすのはしょうがないですが、落とす場合には周りの人にわかるように大きな声で「アイス！」と叫び注意を促しましょう。
  • 日陰の場所では快晴でもかなり寒くなります。防寒具の準備は絶対！保温水筒も持ってきたほうがいいですよ。
  • いく前には必ずガイドブックに目を通しましょう。ただグレードは年によって変わる可能性大です。




Haffner Creek

  • バンフ地区では一番大きいミックスクライミングのゲレンデ。簡単なものから難しいものまで何でもそろってる。
  • 簡単なアイスフォールも何本かあるので、アイスをメインにしてミックスに手を出すという人もたまに見られる。
  • ここもまた駐車場からのアクセスが良く30分も平らな道を歩くと到着。そんなことから週末はやはり混み合う。（スクールなども良くやって来る）
  • 行き方はバンフから高速道路一号線を西に走りキャッスルジャンクションへ。ここから93号線で南に進んでいく。バンフからちょうど50キロのところにある「マーブルキャニオン」の駐車場に車を入れ道路向かいにある橋を渡りトレイルを進む。足跡がしっかりとできているのでそれをたどっていこう。（2003年の森林火災の影響で03〜04のシーズンはこの駐車場が閉まっていた為そこから300m左にある駐車場が使われていた。）



Bear Spirit Crag


  • バンフの西に伸びる旧道１号線の付け根に駐車場はある。バンフ方面から来た際には高速道路を西へ約５キロ、ジャンクションから下り旧道へ入る。そのまま道なりに進むとすぐ正面に（正確には右に曲がることになる）駐車場があるのでそこに停める。
  • ゲレンデまでは駐車場から歩いて約１時間。トレイルは先ずは整理された道を進みそれから小川沿いに４０分ほど歩く。その後小川沿いから離れ山の中へと入っていく。ここからは少し急斜になる。フィックスロープの張ってある場所などを越えて約２０分で目指す場所に到着。早い時期からアイスクライマーが訪れるので道は分かり易いはず。(時期によっては非常に滑りやすいです。)
  • 中級クラスまでのルートが多く早い時期には多くの人で賑わうが、中央に発達する氷瀑が邪魔をして中央にあるルートはミッドシーズンには登れなくなる傾向にある。
  • ルート数は約１５本でｍ７に良いルートが多い。
  • 右のアイスの奥から登ってほとんどのルートにトップロープも張れちゃいます。



One Ring Circus Gully


  • レイクルイ−ズから北に伸びる州道９３号線を約４０分、距離にして６０キロ無いくらい。目印は左手道路わきに見えてくる「Waterfowl Lake」と「Mt Chephren」。
  • 車は湖手前のパーキングに止める。目指す場所は道路を挟んでほぼ正面、雪崩跡の一番奥にある。（雪崩跡ということもあり行く際には雪崩情報は充分に確認しよう。）距離は短いが急斜面のため意外と時間が掛かる。約１時間。
  • 見えてくるメインウォールには洞窟状の穴が有り、その上に氷が垂れ下がってきている。そこに７本程のルートがあるが。グレードはM5〜M9。
  • 南側に面しているので日当たりが良い。そして景色がとても良い。ルート数は少ないがお勧めできる一箇所です。



The Cineplex



  • こちらも州道９３号線沿い。「Weeping Wall」を越え「ビッグベント」と呼ばれる大きなヘアピンカーブを越えて上り坂の途中駐車場が見えてくる。ここまででレイクルイ−ズカからだいたい１１０キロ。
  • 駐車場の南側から斜面を降りるためのトレイルがある。歩いて10分ほどで小川の脇に出る。ここから右手に回り込んでいくと「Bridal Vail Falls」そして真っ直ぐ進むと「The Cineplex」に到着。
  • 全部で10本ほどのミックスルートと、「パンサー」「ブライダルベール」の2本のアイスクライミングが楽しめる。
  • グレードははっきり言ってやばいです。ここには「Musashi(M12)」と世界最難の「The Game(M13)」がある。



Weeping Wall

  • カナダを代表する超有名アイスフォール。観光道路として知られている州道９３沿いにあり、駐車場から歩いてたったの10分で取り付きに着いてしまう。この行き易さも人気の秘訣だろう。（混み合っている日には20人以上のクライマーが取り付いていることもある。）
  • 氷は大きく二段に分かれていて上部の氷は難しい。ほとんどの人が下部のアイスフォールだけを登り降りてくるがそれでも約160mのアイスクライミングが楽しめる。下部でも右と左ではかなりグレードは違ってきていてWI３〜５＋まである。
  • アイスクライミングをするためにこの地を訪れるクライマーは必ずと言ってもいいぐらい登る場所なので必然的に混み合う。狙いのルートが決まっているのなら他の人にとられる前に登りたいので早目の取り付きましょう。上部を狙う人もそうです。
  • 行き方はレイクルイ−ズから州道９３を北へ約１００キロで到着。目印になるのは右手に見えてくる「Weeping Wall」自体です。駐車場は道路左手になります。



（番外）バンフユースホステル
  • バンフの町中、トンネル山の中腹にあるホステルインターナショナル。冬の間ここの裏庭にアイスクライミング用の人口壁が作られる。
  • トップロープのみの利用になるが、アフター5からも登れるためローカルクライマーも良く利用してる。
  • 利用方法はホステルの受付で利用したい旨を告げ、免責書に書き込みをしたら利用可。暗い時間用にライトも置いてある。