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今年も行ってまいりました。「秋のクライミングアメリカツアー」今年はキャンモア在住のまことさんと二人でカナダを出発。去年の6人に比べれば少し寂しい気もするけど、その分登りこめるはず。今年も日記風な文面でまとめました。そうそう、行き先は去年登り損ねたセントジョージ周辺レッドロックス。まあ疲れない程度に読んでくださいな。


10月27日〜28日
朝、マコトさんに迎えに来てもらっていよいよ出発。
天気はいまいちだけど心は快晴。マコトさんの車ターセルも調子は良い。国境もまれに見る良い係員ですんなり。
↓ハロイン気分満タンのキャンプ場
でも、去年は無かった指紋採取と顔写真撮りが陸路も取り入れられたようだ。
昼食は、マコトさんの彼女の働いている日本食レストランのお寿司。お寿司自体が超久々で感動した。900キロチョイ走り1日目はButteという町で「KOA」に泊まった。ハロインの飾りがされていた。そういえばそんな季節。
2日目は小雨の中、モンタナ、アイダホユタと3州を走った。田舎道が延々と続く。「Dell」という集落でガソリン補給兼コーヒータイム。ここはハンティングが盛んらしくそれについてのインフォメーションが多かった。
ソルトレイクシティーでは事故か何かで凄い渋滞にはまる。もうすぐ大きな町がある証拠だけど田舎者の僕には絶えられない。しかも車から凄い煙が上がり始めた。
どうやらあまり調子は良くないらしい...まあ気をつけて、労わってネ。
陽が暮れて、都会の匂いがしなくなった頃、曇が無くなり星が見え始めてきた。どうやら明日からは登れそうだ。今日のキャンプ場は「Fillmore」町。昨日と同じでこちらも18ドル。閉店看板が出てたから自分で手続きをしようとしたら中からボスらしき人が出てきてやってくれた。

10月29日
昨日とは打って変わって、快晴の中のドライブ。景色も荒野になり途中赤い岩も見え始めてきた。昨日までに約1800キロ走ったのだけど少し足りず、ラストスパ−トをかけて「St' Geoge」へ到着。そのままとりあえず「Chuckawalla」へ。一年前にここで事件が起きた。今回は去年の続きをということもありここから始める必要があった。
先ずはなまった体をほぐす為にアップで10台を数本登る。しかし日差しが予想以上に強く、体をジリジリと焼く。
アップをしてから去年触った「Second Coming(12a)」に挑戦。2回トライしたけど落せず、もう少ししたかったけど日射病になりそうなので今日はギブアップ。
水分を採ってシャワーを浴びないと回復出来なそうだったので有料キャンプ場に入り2日分払った。夕食は力をつけるためのポークカレー!

10月30日
久々に良く眠れ、マッタリ朝食とコーヒーを楽しんだ後今日は「Black Rocks」に向かった。
ここは陽の当たる「Sunny Side」と日当りの悪い「Shady Side」に分かれている。午前は「Sunny Side」で登っていたがすでに暑い。しかも玄武岩はこれが初めての僕は指皮の消費の速さに驚いた。楽しいルートもあるのだけど、先ずはかぶったルートをやりたいということもあり、3時くらいから隣の「Chuckawalla」に戻った。さすがに昨日ほどの暑さはない。
「Second Coming」は一撃。その後「Sandwitch(11b)」もオンサイト出来、なんとなく調子が上がってきた気になれた。マコトさんも「As the Crows fly」をレッドポイント

0月31日
キャンプ場を引き払い「Green Valley Gap」へと出発。小さな岩場だけど直ぐ脇でキャンプ出来るのが魅力。
「Puppet Strings(10a)」「Shotgun Baptism(10c)」とやってみた。両方とも短いけど内容のある良いルートだった。それから「Sand Stoner Reverse(12a)」にオンサイト狙いで取り付く。かぶってはいるけどムーブは読み易そうなのでオンサイト狙いしやすそうだ。それでもホールドの見落としが多く完登出来ず。ギリギリで登っていると回りがなかなか見えてこない。その後お腹の具合が悪くなり「ぐったり」になったけど、とりあえず2激には成功。「Moral Dilemma(11b)」にも一撃で行けた。

11月1日
レストDAY。町で雑用。インターネットは図書館で日本語が読むだけなら出来たのが嬉しかった。その後3日分程の買出しをして「Welcome Springs」へ出発。明日からはそこで登る予定。
町から南へ91号線を走り山道を進むこと約1時間。未舗装路に入ってからは道は悪くなるけど景色は最高。
ただ最近、山火事があったらしく一面焼け野原になっている場所が目立った。
駐車場には先客が居た。3人組のブルガリア人クライマー。彼らはコロラド南部で勉強してるらしい、車の調子が悪いらしいが夜は火を囲みながらブルガリアの地酒「ウルキーア」をご馳走してくれた。
ブルガリアにも仕事を引退した日本人が住み着きコミュニティーを作ってるらしい。
あと、このエリアは最新の「Rock&Ice」に紹介されたと教えてくれた。

11月2日
ガイドブックを読むよりも実際はトレイルを発見するのに手間取りながらも先ずはSumo Wallへ。「相撲」から名前が来ているだけに面白い名前のルートが並ぶ。
久しぶりの石灰岩という事もありとりあえずCheeks of Chong(5.9).Geisya Knife Fight(10d)とこなす。それにしても「芸者ナイフファイト」って...

The Cathedralへ向かう。「Pagan Rituals (10b)」を一本してから「Space Shuttle to Kolob(13a)」に挑戦した。
下部に易しめな核心が一個。そこまあ大丈夫。でも上の核心はボルダリーで一手でV6とかそんな奴。このムーブも最初は全然分からなかったんだけど、偶然居合わせたプロクライマーのローラン・リーとミスティー・マーフィー達が教えてくれた。
他にも今日は強いクライマーがいてトッド・パーキンスはプロジェクトの「Golden(14c?)」にトライしていた。(右の写真)僕のやっていたルートの派生ルートなのだけど彼は13aの核心はすんなり過ぎていった。恐るべし。
僕は13aを2回トライしたがいまいち。明日もう一回だね。
写真はプロジェクトを登るTodd Perkins

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